お正月の恒例イベント「箱根駅伝」が間もなくですね。第97回目を迎える2021年大会から、出場校の各大学のユニフォームに、スポンサー企業などの名前やロゴなどが入ることになり、話題になっています。
例えば、前回優勝で連覇を狙う青山学院大学は、毎年夏合宿を行っている新潟県の「妙高市」のロゴ。
そのほかの大学も地元企業や縁のある団体などの名前やロゴを入れて走るようです。
各大学のユニフォームスポンサー名やエピソードなどをまとめてみました。
どうしてユニフォームにスポンサーの名前やロゴが入ることになったの?
昨年行われた世界陸連の広告規定の改定に伴い、日本陸連でも今年度から国内の大会でユニフォームにスポンサー企業の名前やロゴを入れてもいいようになりました。
これまでの大学名(サイズ制限なし)と製造メーカー(40平方センチ以内、高さ5センチ以内)に加え、シャツとパンツに一箇所ずつ同一のスポンサー名(40平方センチ以内、高さ5センチ以内)が入れられるようになります。
スポンサー料で、チームや選手の経済的負担が軽減されるようになり、たいへん助かりますね。(逆に、どうしてこれまでダメだったのか、という疑問も浮かんできますが…)
第97回「箱根駅伝」出場校一覧
【シード校(前回上位10校)】
青山学院大学(13年連続26回目)
東海大学(8年連続48回目)
國學院大学(5年連続14回目)
帝京大学(14年連続22回目)
東京国際大学(4年連続5回目)
明治大学(3年連続62回目)
早稲田大学(45年連続90回目)
駒澤大学(55年連続55回目)
創価大学(2年連続4回目)
東洋大学(19年連続79回目)
【予選会出場校(上位10校)】
順天堂大学(10年連続62回目)
中央大学(4年連続94回目)
城西大学(2年ぶり16回目)
神奈川大学(11年連続52回目)
国士舘大学(5年連続49回目)
日本体育大学(73年連続73回目)
山梨学院大学(2年ぶり34回目)
法政大学(6年連続81回目)
拓殖大学(8年連続42回目)
専修大学(7年ぶり69回目)
第97回「箱根駅伝」出場大学ユニフォームスポンサー名(企業)まとめ一覧
「妙高市」(新潟県)
毎年、妙高市内で夏合宿をしている縁で、原晋監督からオファーがあった。妙高市と青山学院大学は11月に連携協力協定を締結。妙高市ではスポンサー料を賄うため、100万円を目標にクラウドファンディングを呼びかけている。
建物総合管理業「山王総合」(神奈川県伊勢原市)
地元で長年チームを後援している。
スポンサー料:無償
食品加工業「サトウ食品」(新潟県新潟市)
持久力に必要な糖質を効果的にとる「カーボローディング」に、サトウ食品の主力でもある餅を活用している。また、明治大学が掲げるスローガン「切り拓く」が、同社の企業理念と一致。
スポンサー料:非公表
ビルメンテナンス業「郵生」(神奈川県平塚市)
予算が乏しいころから20年近く地元でチームを後援している。
スポンサー料:無償
鶏肉加工販売会社「アマタケ」(岩手県)
前社長が大学OBの縁。
伊藤園「健康ミネラルむぎ茶」
2018年から同社の「健康ミネラルむぎ茶」の提供を受けている。
総合物流サービス「アサガミ(ASAGAMI)」
同社の木村知躬代表取締役会長がOB。
「創友会」
同大卒業生の組織。
「スズキ(SUZUKI)」株式会社
スズキアスリートクラブで同大のOB・OGが活躍。
※その他の出場校も、ユニフォームスポンサー名が判明しだい掲載していきます。